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無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 NONA REEVES / Curly Giraffe『スカボロー・フェア 2013』   

9/11(水)。
NONA REEVESCurly Giraffeの対バン企画、『スカボロー・フェア 2013』の、東京公演に行ってきました。
場所は渋谷CLUB QUATTRO
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平日の19時開場、19時半開演は、ホントに助かります(^^;

親知らずを抜いたばかりで歯茎が腫らしてしまった私は、大人しく後ろのほうでのんびり観ることに。
ライヴの楽しみ、待ち時間のビールをグッと我慢しつつ、『スカボロー・フェア』というイベントタイトルにちなんだサイモン&ガーファンクルのしんみり目なBGMを聴きながら会場をキョロキョロ。
平日だから集まりが悪いのか?それともそもそもあまり売れてないのか?
変にドキドキしながら待っていたのですが、うーん、最後まで、後ろの方はかなり余裕がありましたね。。
こんなステキすぎるイベントを観ないなんて、なんて勿体無い!!
けど、ひとりひとりのスペースがゆったりしていたので、踊りまくる人多数!
結果的には良かったのかも。




19時半ちょっと過ぎ、サイモン&ガーファンクルのスカボロー・フェアが流れる中登場したのは、高桑圭さんと、本日のバンド、小松&奥田&冨田のノーナ3。
圭さん、やっぱ大きいな!スタイル良くてカッコイイ!

Curly Giraffe、私はあまりちゃんと聴いたことがなくて、ライヴは初めて。
なんかね、オシャレすぎる気がしちゃって、気後れしてた部分もあり……曲とタイトルが一致するのは数曲しかありません。
でも、1曲目(たしかForbidden Fruitsだと思うのだけれど……)、その1曲目の1音聴いただけで、やられた!
カッコよすぎるわーーー!!
温かみがあって心地いい楽曲。
囁くように優しい圭さんのボーカル。
だけど、さらさらと心地よく流れて行ってしまうんじゃなくて、引っ掛かりがありすぎる音。
力強くて柔らかいドラム、暴れまわるギター、心のツボを確実に押してくる鍵盤……私が大好きなノーナの音!
それでいて、タイトでキリッとした輪郭の音。
たまらんです。。
そして何より、みんな、とにかく楽しそうなんです!
もう、わくわくニヤニヤが止まりませんでした。

圭さんとノーナ、昔から知ってはいたけど、一緒に演奏するのは初めてだそうです。
圭さんは、小松さんはコヨーテバンドで一緒だから様子は知ってるけれど、オッケンさんとはまさに初ライヴ。
「あの時やめてなくて良かった!!」と、ちょっとはにかみながら言うオッケンさんに、「あの時っていつ?(笑)」とつっこむ小松さん……なんてやり取りすら、ちょっといつもの感じじゃない気がしました。
浮き足立ってる!?

圭さん曰く、「初めてだけど、着心地が良くて、しっくりくる」そうです。
リハの打ち上げをしてしまったくらいリハから楽しくて、「このままフェスに飛び入りしたいねー?近所でやってないかなー?」なんて話てたそうですよ。
「来年はこのメンバーで夏フェス出たいという野望がある」って、圭さん!!!
確かに、野外で聴いても絶対イイと思う!!!

曲はほかにはWater Onとか、Run Run Runとか。。。
Water Onでは冨田さんがマンドリンを弾いてました。
オッケンさんとのアンサンブルがステキだったなー。
アコースティックで温かみがあって、けど刹那感があって。
会場の雰囲気含め、ホントにステキすぎる曲でした。

『スカボロー・フェア 2013』の“2013”を丁寧に“two thousand thirteen”と言う圭さんがちょっとツボでした、私。
MCのたびに「楽しいねぇ。」「楽しくて終わりたくないねぇ。」「楽しくて、次の曲に行くのがもったいない。」と言う圭さん。
それに負けず劣らず、小松さんもオッケンさんも冨田さんも、楽しさが全身から溢れ出しちゃってました。
小松さんがあんなに笑顔でドラムを叩くのを観たのは初めてだよ。
オッケンさんからは、緊張と喜びが爆発してるのがすごく伝わってきました。
そしてなにより、プレイがキレッキレ!!!
なんて幸せなコラボ!!!

最後はRootless wanderer(だったと思う。。。)。
私、この曲、めちゃくちゃ好きかも!?
最後にふさわしく、楽しくそして賑やかに、だけどちょっと切なくて。
終わるのが惜しかったな。。。


転換の時間もしつこく(?)サイモン&ガーファンクルが流れる場内。
バンドメンバーがほぼ同じなので、待ち時間が少なくていいですよね。


続いてはNONA REEVES。
THE SPHYNXで登場って、懐かしい感じが。。
メンバーはノーナ3人&ベース:シゲ、鍵盤:冨田さんの、ノーナ5。

ノーナのセットリストはこんな感じでした。
01. P-O-P-T-R-A-I-N
02. Mr. Melody Maker
03. GOLF
04. マンドリン・ガール
05. August
06. YOU GET WHAT YOU GIVE
07. Weee Like It!!!
08. Love Together
09. 休もう、ONCE MORE


GOLFでは郷太くんがエレキギターを弾きながら歌い、かなり騒々しくて若い“バンド”感がありました。
この曲、(私の中では完全に)生まれ変わった!

そして次のマンドリン・ガールがとんでもないことになってました!!
ギターポップっぽいやんちゃな音から、静かで不穏な曲への振り幅もスゴイけど、後半の「夢の響きさ~」のループがどんどん増幅して、会場中を巻き込んでいくあの感覚。
何かに取り憑かれてるかのような、あのトリップ感。
ちょっと恐ろしいくらいです。
そしてこの日は、トミタさんが弾くマンドリンの音色も、その感覚を増幅させていた気がします。
ライヴでどんどん変わっていく曲だなー。

カリジラのアコギ感あるサウンドに合わせて、ノーナでもアコギを使った曲を、ということで、AugustYOU GET WHAT YOU GIVE
郷太くんがアコギ担当。
Augustは、しみじみと、いい曲だなぁ。
夏の終わりにハマる曲。
YOU GET WHAT YOU GIVEは、何だろう?この懐かしくて落ち着く感じは。
カバーなのに、すっかりノーナの曲になっちゃってます。

2013年のラブトゥギャ!はオッケンさんのカッティングギター推し!!
いつもの倍!!
マジでキレッキレ!!最高!!!
ミラーボールも回って、ダンスフロアがキラキラしてましたよ。

ここで、今年のヒッピーの情報解禁。
12/20(金)、渋谷クラブクアトロ。
「ひとりひとりがメディアです!」ということで、暗に拡散命令が出ました(笑)。
郷太くん、“花金”というワードから、バブル期の言葉を並べたて、会場中を腰砕け状態に。
いつも通り!
そのまま「最後の曲です」って言っちゃったもんだから、お客さんからブーイングが(^^;

本編最後は休もう、ONCE MORE
レコーディング中、休みたかった郷太くんが言ったこの言葉に、シゲがめちゃウケてくれたから曲になったというこの曲。
そう紹介しながら、郷太くん、シゲにお礼言ってました。。。
「知ってる人は歌ってください」という言葉に応え、会場に幸せな合唱が響いていました。


第3部はNONA REEVESとCurly Giraffeのコラボ!!!
ベースが2人になっちゃうので、シゲはアコギ担当です。

曲は以下の3曲。
Gypsy Girl(Curly Giraffe)
透明ガール(NONA REEVES)
Mr. Telephone Man(New Edition)

ここでのMCは、出会いや、このイベントのいきさつを説明しつつ、要約しちゃうと、つまりは、お互いが大好き!っていうお話でした。
そんな話、大好き(笑)。

このイベントは1~2年前から企画してきたそうで、堂島くんとのファンタカのように、2組でも1つのバンドのような編成にすれば小回りもきくので、地方も回れたらいいな、ということから始まったそうです。
でもそもそもは、小松発案。
小松:「移動の、帰りの新幹線では、よく酔っ払っているんだけど」
郷太:「よく存じあげています」
小松:「その時に、一緒にやりましょうよー(と酔っ払いの口調で)言ったことが始まり」

圭さん(GREAT3)との出会いについて。
ほとんど(ボビー・ブラウンとか)洋楽しか聴いていなかった郷太くんの大学時代、フリッパーズ・ギターも知らなかったところ、オッケンさんが山手線で「GREAT3良いよ」と教えてくれたそうです。
オッケンさん、郷太くんが話し始めると、「恥ずかしいこと言う!?」と「聞いたことないくらいの音量で(by小松)」郷太くんを遮ってたのが印象的(笑)。

『GOLF.EP』が出た頃、日清パワーステーションでのGREAT3のライヴ後の楽屋で、ノーナとGREAT3初対面。
圭さんが(HiPPY CHRiSTMASの)「Hey Daddy Hey Daddy~って歌いながら近づいてきたんだよ!」と、若干圭さんのモノマネをしつつ嬉しそうに話す小松さん。
「めちゃくちゃ嬉しかった!」というノーナに対して、「覚えてないけど……軽いなぁ~」と圭さん(^^;
そして、白根賢一さんがお気に入りのDATを紹介している雑誌の記事を見たら、DATにノーナのステッカーを貼ってくれてるのを発見して、めちゃ嬉しかった!という郷太くん。
「自分のお気に入りの機材に、嫌いなバンドのステッカーなんて貼らないでしょ?」
ノーナにとって、憧れの先輩だったんだなー。

「ベースっていう楽器がホントに好きで……まぁ、ノーナにはベース、いないんですけど」と言う郷太くんに、「ホントにおもしろいよねぇ!」と感心しきり(?)の圭さん(笑)。
ホント、良い先輩&後輩関係だよね。

今日は圭さんにあこがれているベーシストが何人も観に来ていたそうです。
まさに、ベーシスト’s ベーシスト。
「なんなら、代わろっか?」と圭さん。
「圭さんじゃない人が弾いてる横でアコギを弾いてたら、それこそ俺何だよ?ってことじゃないですか!」と焦るシゲ。
そんなシゲですが、日本の音楽をほとんど聴いていなかった学生時代、初めてコピーしたバンドがGREAT3だったそうです!
初カミングアウト!
ちなみにボウイ好きなシゲですが、ハマったのはここ4年くらいだそうです。
遅っ!

曲は、カリジラのGypsy Girl
予想以上に、圭さんと郷太くんの声の相性がいい!
ぶつからずに溶け合って、甘いです。
小松さん、ドラムを素手で叩いてました。

そして“ガール繋がり”で透明ガール
圭さんは、この曲のオリジナルベーシストなのです。
「レコーディングに参加しても出来上がった曲はほとんど聴かないけど、この曲は今でもiPodに入ってるよ。曲がいいんだよねぇ」という圭さん。
そして、シゲが弾くアコギの雰囲気含め、今日の透明ガールが一番良かった!と言う郷太くん。
「それ、いろいろと問題発言だよ!」と、シゲに突っ込まれていました。。

最後の曲は、郷太くんが「死ぬ前に聴きたい曲は?と聞かれたら選ぶ」というMr. Telephone Man
New Editionのカバーです。
高い声、低い声、いろんな声が登場するこの曲、圭さんと歌うといいかな?と思ったそうです。
「圭さんに候補リストを渡したらええな!って言ってくれて」と言う郷太くんに、「ええな!とは言ってないよ……ほなそれにしまひょ」と、めちゃくちゃな関西弁で返すお茶目な圭さんでした。
なんかもう、このアーバン感!土曜の夜感!ステキすぎますってば。
すっかり心がとろけちゃいながらも、切なさがこみ上げてくるんですよね。
大好きです。


こうして、幸福なコラボが終了。
相思相愛の人たちが心から楽しんで音楽を奏でると、とてつもなく心に響く音になるんだなー。
とにかくカッコよかった!!!
震えました。
楽しかったなぁ。

また絶対、この組み合わせが観たいです!!

by kazumi7311 | 2013-09-12 01:42 | Live Report

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