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無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 メゾン・ド・ヒミコ   

今日は水曜日。
昼間っから時間がたっぷりある私は、映画館へ行ってきました。
観てきたのはメゾン・ド・ヒミコ
公開されてしばらく経っているのに、私が観た回は満席、次の最終回は立ち見がでるほどの混雑ぶりでした。
もちろん今日が1,000円デーってこともあるとは思うけど、それでもかなりの人気ですね。
評判もかなり良いみたいだし、以前観た予告編もイイ雰囲気だったし、ずっと観たかった映画でした。

ストーリーは公式サイトを観ていただければ分かると思うので、感想を少し。
いい映画でした。
何がどう……っていうと難しいんだけど、心の奥がじんわりあったかくなるような映画でした。
設定は特殊(ゲイの老人ホーム)なんだけど、誰でも共感できる要素があるんじゃないかな、と思いました。
確実に死に近づいて行く恋人、確実に死に近づいて行く昔別れた父親。
人間はみな孤独だから、誰かと一緒にいたい。
だけど、彼が死んでしまったら、また1人になってしまう……。
オダギリジョーの「欲望が欲しいんだよ! 何か食いたいとか、何でもいいんだよ!」ていう台詞が、とても切なく胸に迫ってきました。
生きる理由って、やっぱり愛すること、愛されること、一緒にいたいと思う人と一緒にいること……それに集約されていくのかなーと思いました。
それは自分の居場所を探すこと。
ラスト、その場所がちゃんと見つかったことに、気持ちがとってもあったかくなりました。

はっきりしたストーリーが好きな人はダメでしょうねー、きっと。
だけど、画面を観ているだけでも泣けちゃうくらい、映像がキレイ。
空や海も綺麗だけど、メゾン・ド・ヒミコの内装もめちゃくちゃステキ。
「ゲイの老人ホーム」ってこんな感じかも……と何となく納得してしまう説得力もありますよ。
住人たちがディスコに行くシーンがあって、ちょっと唐突な、そこだけ“作った”感じの演出になっているんだけど、なんかそれもまた良くて。
そしてそして、オダギリジョーがもう(笑)!!
ナイーヴな感じの役をやらせたら天下一品ですね。
私が恋しちゃうわ(笑)。

隣で大きなポップコーンのカップを抱えて号泣していた女性にちょっと圧倒されちゃってた私ですが、十分、映画の世界を堪能してきました。
先日の「チャーリーとチョコレート工場」とは全く違うタイプの映画だけど、この映画もかなり好きです。

by kazumi7311 | 2005-10-05 23:59 | Cinema

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